自殺に追い込んだいじめグループが、まだ別の子を対象にいじめを続けているという、非常に悲しい情報を見てしまいました。

 知り合いの教育関係者のお話によると、いじめっ子は必ずしも力が強いというわけではなく、特に最近のいじめっ子は「何をやらせてもパッとせず、自分に自信を持てないor失っている傾向がある」そうです。

 能力のある子であれば、何かしら自分の力を良い形で示すことができると思います。習字で賞を取るとか、運動会で1位になるとか。でもいじめっ子には(全てに当てはまるとは思いませんが)それが出来ない、自分の力では何も残すことが出来ない、そんな中で行き着く先が人を妬む、人を攻撃する、人をいじめる、すなわち「人を喰らう」行為なのではないでしょうか。悲しい話ですが、今回の場合「人を死に追いやった」ということでいじめっ子は自分自身の存在感を示し、満たされない気持ちを満たしていたのではないかなと思うのです。

 彼らが良い方向で「自分の存在感」をアピールできるものが見つからなければ、いじめの連鎖は止まらないのかもしれません。そういう意味では最も愚かであると思われるいじめっ子は、ある意味では、最も哀れなのかもしれませんね。ニュースなどで教育委員会やいじめられた側ばかりが取り扱われ、いじめっ子側の報道が全くと言っていいほどされていないのも、皆どこかでいじめっ子を「触れるにも値しない」「触れるのもかわいそうだ」と蔑み・哀れみの目で見てしまっているからなのかもしれません(それが良いことなのかどうかは別として…)。

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